猫って自己中で飼い主さんの機嫌なんか気にしてないようなイメージがありますよね?
でも、実はそんなことはなくて、猫は飼い主の表情を見て機嫌がいいのか悪いのかがわかるし、それによって自分の行動を変えているということが実験で明らかになりました。猫は飼い主が楽しそうな顔をしている時に近づき、寝転んだりお腹を見せたりしてリラックスした行動を取るそうです。
でも猫が知らない人に関しては、怒った顔をしても楽しそうな顔をしても変化はなかったそうです。ということは、猫は飼い主の表情を見て行動しているということが言えますね。おそらく飼い主が楽しそうな表情をしている時は、自分にとっていいことがあるということを理解しているのではないかとされています。
また別の実験では、猫は人間の怒った声と表情、楽しそうな声と表情を理解していることが分かりました。その研究から猫は人間の「怒っている・喜んでいる」感情が理解できているということが明らかになりました。
怒った人の写真と笑顔の人の写真を用意し、それぞれ怒っている音声、楽しんでいる人の音声を聞かせると、怒っている音声の時には怒っている人の写真を見つめ、楽しんでいる音声を聞かせると笑顔の人の写真を見つめたそうです。
このことから猫は、飼い主の感情をきちんと理解していて、猫の行動にも変化がありました。また、猫が知らない人に関しては感情は理解できるが関心はないということもわかりました。
猫の表情を読み解くことはなかなか難しいと感じるかもしれませんが、猫は飼い主の表情はちゃんと区別しているのですね。幸せそうな雰囲気を纏っていれば猫も安心して近づいて来てくれるのではないでしょうか。